旧家リノベーションシアター!好きな物に囲まれる幸せ

新築物件ではありませんが、建築から100年以上は経過している旧家のシアター事例です。

古くからお付き合いのあるお客様の案件です。

納品前の下見の様子です。巨大な梁が何本も重なりうねうねとしていて、取付の難易度は非常に高いです。

スクリーンをどうやってどこにつけよう?汗💦

空配管や電気配線は予め打合せして、電源はオーディオ用のコンセントとAV用のコンセントと分けて配電されています。

プロジェクターをどうやってつけようか?配線は梁の上を留めていくしかありません。

元々2Fの屋根裏部屋だったので天井はとても低くて気を付けていないと頭をぶつけそうです。
メジャーで投射距離を測って梁の中央に何とか取付できる場所を模索していたら窓に近い部分がそこにつけなさいと言わないばかりの平坦な部分を発見しました。

映したい場所の中央ではなく少し左側にずれていましたが、プロジェクターのシフト機能を使えば何とかなるレベルなのでここへ取付を確定しました。

問題はスクリーンの取付場所ですが、打ち合わせの時に大工さんへ頼んで何とか平坦な木を梁を加工していただいて渡していただきました。
仕上げがバッチリです。

元々あまり高さが無いスペースなのでスクリーンサイズでかなり論議しましたが、画面の大きさを最優先して120インチで決定しました。

スクリーン取付後です。
プロジェクターの連動を考慮してトリガーのあるGRANDVIEW GEA-120HDWをチョイス

サイズの関係でセンタースピーカーは断念していただきました。
所有されていたJBL 4343をオーディオ用に、スクリーンを挟んでAV用にDALIのRUBICON 8を導入

スクリーンを降ろすと床の段差のある部分に丁度止まるように調整してあります。
サイズギリギリでした。
フロントトップチャンネルは DALI ALTECO C1です。
次はプロジェクター取付です。

サラウンドバックスピーカー(DALI ALTECO C1)をプロジェクターを挟んで取付

プロジェクターはSONY VPL-VW535です。
取付金具はなるべく高さの低い当店オリジナルを使用

プロジェクターからの光もこの視聴位置なら何とか被りません。

サラウンドもALTECO C1です。この角度が視聴位置にマッチします。

お手持ちの真空管アンプやアナログレコードプレーヤー、カセットデッキ他、AV用に新設のAVアンプ、marantz SR8012,4K UHDプレーヤー、PIONEER UDP-LX500、ブルーレイレコーダー SONY BDZ-FT2000、BS4Kチューナー SONY DST-SHV1

サブウーファー YAMAHA NS-SW1000 そしてレーザーディスク PIONEER CLD-HF9G

ブラインドを閉めると画面に集中できます。

余談になりますが、LPレコード、EPレコードの所有数はハンパないです。

これ知っていますか?知っている人はよだれが止まらないレア盤です。

ジャケだけでわかる人はかなりの通です。ヒント スネークマンショー

ついでにもう一枚。

こんなソノシートあったんですか?知らなかった・・・・

映像関係もレーザーディスクをはじめ、DVD,ブルーレイや私製録画の数々は過去に訪ねたお客様の中で一番多いのでないかと。。。
この棚だけでは収まりきれず、ほかの部屋にもあって懐かしのVHDディスクもありました。
マッキンの真空管アンプとJBL 4343Bの組み合わせでJAZZのレコードを視聴させていただきましたが、マロいです。
時間を忘れそのまま聞き入ってしまいました。

打ち合わせから、機器の移設、取付を5回ぐらいに分けて作業しました。
時間も費用もかかりましたが、満足いただいているようです。

『人間、いつ何が起こるかわからないから、生きているうちに楽しまないとね』

の一言が大変印象的でありました。思う存分楽しんでください。ig