ONKYO D-309H ドルビーアトモス イネーブルドスピーカーを試してみました。

ONKYOからピアノブラック仕上げのドルビーアトモス用のイネーブルドスピーカーが発売されました。

メーカーよりお借りする事が出来たので試してみました。

ペアで標準価格 64,800円(税別)です。今まで発売されていたONKYOのSKH-410の

上位機種に当たります。他のメーカーではKEFのR50があります。

SKH-410(実売14,000円前後でリーズナブルなので手を出しやすい)
R50(標準価格129,600円で性能は良いと思われるが価格が・・)

という感じでしたが、ちょうど真ん中の価格です。

りっぱな金メッキターミナルです。作りこみはしっかりしていますね。

DALIのZENSOR 5の上に乗せて試聴しました。

使用機器はPIONEER BDP-LX58で米国盤『MAD MAX』をドルビーアトモスで再生

メインスピーカー DALI ZENSOR5 センタースピーカー ZENSOR VOKAL サラウンドスピーカー BOSTON VR-MX ミドルトップスピーカー D-309Hです。

サブウーファーはJBL ES-150PCH。AVアンプはSC-LX88を使用。

普段は天井面にフロントトップとリアトップで鳴らしていますので、その環境と

比べればどうしても聞き劣りしてしまいました。どうしても直接天井から降ってくる音にはかないません。

しかし『MAD MAX』の冒頭シーンの上から声が聞こえる感じは十分に感じられましたし、

イネーブルドスピーカーでも、有ると無いとでは、有るほうが断然良いです。

新築ならまだしも後から天井面にスピーカーを取付するのは大変だし、

ドルビーアトモス対応のAVアンプを購入したのであれば導入したいという気持ちも良くわかります。

イネーブルドスピーカーは簡単に設置が出来て、効果を出せるので天井面にスピーカーを

取り付けられない方にはうってつけのアイテムです。あきらめないでチャレンジしてみては

いかがでしょうか?

イネーブルドスピーカーでちょっとした疑問があったのですが、ONKYOのこの製品にしろ

KEFのR50にしろ角度が付いています。この角度は決まっているのでしょうか?

天井面に向けるのに適した角度なのでしょうが、トールボーイタイプのスピーカーでも高さが

まちまちですし、天井の高さもご家庭によってまちまち。音が跳ね返るポイントに差が出て

来てしまうと思うのですが・・・

いろいろイネーブルドスピーカーについて検索してもその辺りのことがわかりませんでした。

ところがです!最近発表のあったPIONEERのSC-LXシリーズでは自動音場補正

『MCACC Pro』がイネーブルドスピーカーの天井での音の反射を考慮した場合

正確な距離測定が可能になる記述を見つけました。

妙に納得してしまいました。技術というのは常に進化するものなんですね。 ig