気になる光HDMIケーブルを比べてみました。

8K対応光HDMIケーブルが各社から発売されました。

先日SUPRAのイベントを行いましたが、この際各社の光HDMIを試してみようと似たような価格帯の3社からサンプルをお借りしました。

左からinakustik、真ん中はFIBBRのPURE2とKing-A、SUPRAの順です。

8Kの信号が通るかどうかは試しようもありませんので4Kブルーレイのソフトで比較してみます。

まず、PIONEER UDP-LX800からSONY VPL-VW745へ直接映像のみ音声はAVアンプへつないでの比較です。

プロジェクターへ常設しているメタルの5mのケーブル(市販価格1万円)と音声用にAVアンプへつないでいる3mのメタルケーブル(市販価格4千円)をとっかえひっかえ見比べてみました。

試聴ソフト  JVC4KデモディスクよりPeru、4K UHD レオン(北米盤)チャプター2~、4K UHD ルーシー(英国盤)

まずは映像を確かめるべくSUPRAをつないでみます。

ファイバーを感じさせない、ケーブルと取り回しの良さを感じました。

ケーブルにごつさはなくプラグ部分は金メッキメタルコネクタで、一番高級感を感じます。

繋ぎ変えてすぐにわかるほど奥行き感、明暗さを確認しました。

次にinakustikに繋ぎ変えます。

このケーブルもしなやかで取り回しは良いです。

コネクターにプロフェッショナルと8K|48Gbpsが表記されています。

このケーブルも繋ぎ変えて映像を出した瞬間にSUPRAとは違う印象を受けました。

次にFIBBRのPURE2と繋ぎ変えてみました。これはまた違う表現でした。

SUPRA(スウェーデン)、inakustik(ドイツ)、FIBBR(中国)それぞれ生産国の映像表現の差があるのだなと実感しました。

好み次第でどれが一番いいのは意見が割れるのでないかと思います。

あえて自分なりの感想を言うと自然に奥行き感、コントラストを表現する大人の絵だなと感じるSUPRA

ぱっと見ですぐわかるコントラスト感と奥行きを出す優等生なinakustik

絵のタッチが非常に細かく、鉛筆書きでいうと2Hぐらいの硬さで描いていて、色の乗り方も楽しく見られる万人うけの良いFIBBRでしょうか?

4K60PのPeruのような素晴らしいビデオ素材だと差がわかりにくいですが、古いフィルム素材のレオン、解像度の高いカメラで撮影されたルーシーはそれぞれの良さがわかりました。

次に音の比較をしてみます。

PIONEER UDP-LX800の音声専用HDMI端子からAVアンプへ繋ぎ変えてメタルの4千円のケーブルからSUPRAへ繋ぎ変えます。

圧倒的に音が良くなりました。

次にinakustik,FIBBR King-Aと変えていきます。

お客様からの情報でFIBBRのPURE2は音声用で接続すると音が出ないと聞いていたのであえてKing-Aでのテストです。

ちなみにPURE2は音声用で接続すると本当に音が出ませんでした。

PanasonicのDP-UB9000も同様でした。OPPOは音は出るらしいです。

私なりの印象ですが、色気のある細かい音が出てくるSUPRA

元気よく押し出しが感じられるFIBBR King-A

どちらとも言えず中庸に感じられるinakustikでした。

次に場所を移しシアタールームから本店フロアのブラビアからのe-ARCの音を確認します。

HDMI光ケーブルがAVアンプのモニター出力から安定して映像が出るかも兼ねてテストしました。

YAMAHA RX-A1080から出力しているメタルケーブル(市販価格8,000円)から取り替えましたが、HDMI入力からの映像も音も格段に良くなりました。

BRAVIAからNetflixの映画(LALA LAND)のオープニングの音を3種類試しましたが、プレーヤーから直接出力した音の印象通りでした。

アナログオーディオのケーブルを比較するようで本当に興味深い結果になりました。

デジタルの映像音声もこうも変わってくると面白いですね。

私見の好みは映像FIBBRで音はSUPRAでした。好みで全然逆の方もいると思います。

プレーヤーがPanasonicでプロジェクターがJVCなら又違うんですよ!

ケーブルリプレースを考えている方に少しでも参考になればと思います。ig