TASCAM BD-MP4K ファーストインプレッション

TASCAMってメーカーはご存知でしょうか?

オーディオメーカーTEACの業務用ブランドです。

学校や公共施設の業務用オーディオを主に扱っていますが、4K UHDプレーヤーが発売されているのを知り、店頭導入してみました。

HiVi8月号に掲載されてますし、オーディオ好きな常連さんから指名買いしていただいたのがきっかけです。

いかにも業務用って感じのデザインで、表記は英語のみです。

フロントのボタンである程度の操作が出来るように想定されています。

通常ではあまり使用しないようなディスクの取り出しが出来ないようにロックも出来ます。小さい子供がいるところでは有効かも?

シアタールームでハンドリングしてみました。


専用機を彷彿させる端子の数々です。

XLR(バランス)にRCA(アンバランス)2ch出力に

7.1chアナログ音声出力

HDMIは音声専用出力の2系統、USB入力、同軸デジタル出力

電源は着脱可能で100~240Vのマルチボルテージタイプです。

PanasonicのDP-UB9000と比べてみるとスリムなのがよくわかります。


セットアップの言語は英語、日本語他、ふだん目にすることが無いような言語が選べます。

ブルーレイディスク再生中のディスプレイ表示です。

PCM音源はPCMと出て、ドルビーアトモス音声はDB(データベースの意味?)と表示されます。

竹内まりやのTheater Live『元気を出して』を聞いてみました。

オーディオメーカーらしくなかなか聞きごたえのある良い音です。

セッティングをしているところにオーディオ通の常連さんとDP-UB9000とHDMI接続での映像音声VSしてみましたがBD-MP4Kなかなかの健闘ぶりです。

ブルーレイのリージョン表記はAとしていますが、Webの情報を見てもDVDのリージョンの表記が見当たらない。

ひょっとしてと思って北米盤のDVD(リージョン1)クライテリオン盤の『フィフスエレメント』を試してみたら

すんなり再生しました。ひょっとしてDVDはリージョンフリーかも?

停止ボタンを押したらディスプレイにジャケット写真も表示されました。

その後、通常の日本盤(リージョン2)、リージョン3の韓国盤、リージョン4(PAL方式)、リージョン2(PAL方式)と手持ちのディスクを試しましたがすべて再生しました。

これは意外な発見がありました。グローバルな業務用ならではの副産物でしょうか?

CDや4K UHD、ブルーレイディスクをとっかえひっかえ再生しましたが、ディスクの読込早いです。

もっさりした感じはありません。

録画したDVD-R DL(CPRM)はフォルダーで出てきて決定を押すとタイトルが表示されます。

リピート再生時もオンスクリーンにCT(チャプターリピート)TT(タイトルリピート)と表示されるのでどっかで見たかなと思いなおしたらPIONEERとそっくりでした。

リモコンは多機能な為キーが多くあります。

一番右下のHDMIボタンはディスク再生中でも、解像度の変更が出来ます。

DVDでは押すごとに480i,480P,720P,1080i,1080p,4Kと切り替えられます。

リモコンにリピートボタンがあるのはとても便利です。

暗いところでの操作が出来るように、ボタンが光ればさらに使い勝手が良いと思いました。

DP-UB9000のようにネット動画の再生やブルーレイディスクにデータ焼きした4K映像の再生は出来ませんが、より高音質で4K UHD,ブルーレイ,DVDディスクが再生出来てアナログ音声出力で手持ちのオーディオとの接続が出来て、電源ケーブルを変えてみたり、底面のインシュレーターを変えてみたりと、いじりようによって伸びしろもあるのでおススメできます。

おぉ!と思えるちょっと良いの出てきましたね。

現在、本店スペースのテレビに接続していますが、シアタールームにて視聴可能です。   ig