倉庫整理していたら、妖しい物を見つけてしまいました。
ZUIKO PEARLCORDER STANDARD SETと書かれた箱です。
ナンだろ?早速空けてみたらマイクロカセットレコーダーでした。
ズイコーといえばOLYMPUSのレンズのブランドですが、まさかマイクロカセットコーダーを作っていたとは思いませんでした。
それぞれのユニットを連結させる仕様になっています。付属していたデモテープを装着してみました。
本体、スピーカー部、電源ユニットの構成です。発想といい、デザインといいなんかカッコいいです。
手にもって見ると、適度な重量感もあります。
付属品は一式ある感じです。当時のカタログ、取扱説明書もあります。
カタログの一部です。↓1969年に発売されたようです。
好奇心が高まってきて付属の充電アダプタを接続して色々いじってみましたが動作しませんでした。
そりゃ45年も前だから当たり前でしょうけど・・・
インターネットで検索してみたらYoutubeの動画がトップに出ていました。
『世界初のマイクロカセットコーダー』淡々とした動画です。
でもわかりやすいですね。
中に当時のプライスが入っていました。
1969年の89,000円って今で言うとどれぐらいの価格価値なのか想像できませんが、月賦定価と書かれているので、当時はおいそれと現金払いできる人はよっぽどのお金持ちしかいなかったんじゃないかと推察します。
数多く出回ってないと思いますよ。
動作しない為、機械としての価値は無いのかもしれませんが、当時を色濃く垣間見れる鑑賞品としての価値はあると思いますのでヤフオクに出品してみようと思います。
しかし、『昔の日本の技術って凄かったんだな。』とこの妖しいものの発見でいろいろわかりました。
自分にとって正に『温故知新』でした。
低迷している日本経済を立て直してくれるあっと驚くような日本メーカーの技術に期待するばかりです。